夫婦喧嘩(?)一部始終

本題に入る前に二つの前提を話す。

 

まずひとつ。うちの夫婦の基本的な話し合い。

うちの場合は、

私の方が経験や知見が足りないと自覚があるので、

基本は喧嘩にならず夫が建設的な答えを出してくれることが多い。

でも、それを夫も分かってるからこそ

自分の方が子どもっぽい態度で私に非がないときは、はぐらかすことが多い。

 

あるあるだけど

不機嫌な態度を外に出すやつ。

私よくそれやりがちで、

最初は少し向こうが気を使うんだけど、

やり過ぎて怒られる笑

 

そうやって態度に出すことで、相手に気を遣わせている。

不機嫌を盾に相手に気を遣わせている。

自分の機嫌をコントロールできるようになった方がいい。

と、よく言われる。

 

確かに不機嫌はその場をピリピリさせて

発言が難しくなる。

仕事でもそうだよね。

さすがに仕事でやるのは最悪だと分かってるけど、

プライベートでは態度に出してしまうことが多かった…。

でもそういう態度を取ることで、

少しずつ信頼が減っていく。気を遣ってしまう。疲れてしまう。

大事な人を失うことになる。

だったら、

「私今ちょっと不機嫌で嫌な態度取るかもしれないから、少し1人になるね。」

とか、

相手を気遣う声かけをしようよ、って

言われたことがある。

確かにそれがいいよねって、私も納得した。

 

それを理解してから、

私、自分視点では、不機嫌になることが本当に少なくなったんだよね。

ほぼゼロ。0.5くらい。

 

そしてもうひとつ。

私はドラマ・アニメ・漫画が大好き。

暇さえあれば見る。

そして見ている時はまあまあ集中しているので、返事がおろそかになる。(そんなつもりないけどそう言われる)

彼は、ドラマ・アニメ・漫画一切見ない。

何が面白いのかもわからない感じ。

だから、2人で同じドラマやアニメは一切見ない。

 

という前提ありの話で。

 

 

ある日の夕食。

地上波も面白いのないし、なんとなく映画をつけた。彼は興味ないだろうし、別に私もそこまで見たいものなかったけど、なんとなく流してた。

いつもは無音か、録画してあるものを見る。

そして、夕食の味見をせずに食卓に出した。

味噌汁はお昼に作ってて、少ししょっぱいって言われてた。

よそってから、薄めてないなって気がついた。

だから、

「味噌汁しょっぱいから飲まなくていいからね。」

といった。

夫「薄めてなかったの?」

ぶきこ「うん、よそってから気が付いた。」

夫「あなたさ、味見する習慣つけた方がいいよ。」

ぶきこ「そうだね、わかった。」

夫「これは味どう?(野菜炒め)」

ぶきこ「うん、美味しい。」

夫(一口食べて首をかしげる。無言で味ぽんをかける。)

 

ここから会話なし。

夫が嫌いな、いわゆる不機嫌を全面に出した態度を取ってきた。

 

 

客観的に見よう。

・なんで味見もせずに人に振る舞うのかわからん。

・夕食の時に映画流してるのなんで?

・映画見てるからどうせ返事おろそかになるんだろうな。

 

ぶきこ

・なんで急に不機嫌なった?

・味見味見言うけど、作ってるの私。

・見たいのあったらテレビ変えていいよって言ったよね。

・あなたの嫌いな不機嫌アピール、自分がやってますけど。

 

その日はずっとそんな態度のまま、夕食後は別々の部屋で過ごして就寝。

 

朝、

ぶきこ「どうしたの?」

夫「なにが?」

ぶきこ「態度おかしくない?」

夫「そう?」

ぶきこ「うん、昨日の味見してない、ってあたりからおかしいよ。」

 

彼の方が私より繊細で自分ルールがあるから、彼に言われるまで彼のルールに引っかかってることが分からないことが多い私。

 

ぶきこ「私が気付いてない何かがあるなら言って。」

夫「いや、別にないんじゃない?」

ぶきこ「じゃあなんでそんな態度?」

夫「変だった?いや、別に映画見たいなら見てていいし、各々自由に過ごせばいいんじゃない?だから俺も違う部屋で自分の好きに過ごそうと思って移動しただけだし。それに、味見するって昨日言ってたし。はい、解決。お互い自由!」

ぶきこ「にしても、態度に不機嫌出てたよ。俺はリビングでケータイ見てるね、くらい言ってったらどう?」

夫「別にわざわざ言う必要なくない?」

ぶきこ「・・・・・・・。(普通の態度だったらわざわざ言わなくたっていいよ。でも明らかに不機嫌だったじゃん。)でもそれっていつも私にあなたが求めてることだよ。」

夫「じゃあなんかイライラしてたのかもね。映画見ながら片手間にご飯作って味見もせずに出して、あー適当にやってんなーって思ったんじゃない?仕事もバタバタしてたし。それだけだよ。はい、もうこの話解決、終わり!」

ぶきこ「わかった」

 

はい本音出た、そこっしょ。

言わないけど反論させてもらうと、

ご飯作りながら映画は見てない。

映画は食卓についてからスタートしました。

 

そして私はもう面倒になって分かったと言う。

 

チャンチャン。

終わり。

 

してないっつーの、解決!

 

「そうだね、ちょっとイライラして嫌な態度とってたわ。ごめんね。ただ味見はしてほしい。」

で、よくない?

 

一応客観的に彼側からも考察。

・見ながら作ってるから味足りないんだよ

・いつも味見しろって言ってるのにいつまでもしねーな

・たまに不機嫌くらい出させろよ

 

って感じかなあ?

 

自分の時ばかり、そうやって勝手に話終わらせてくるの、ほんと嫌だわ。

イライラは人の心を狭くする。

 

でもお互い人間だから、好きなところもあるしムカつく時もある。

お互いの考えてることが合ってるようで合っていない。すれ違っている時もある。

当然なんだけど、

そういうのひとつひとつ、そのままにすることが不仲につながると私は思ってる。

そして知らないうちに引き返せないくらい、相手に素直になれない、相手を敵だと思ってしまう自分になると思う。

 

小さな違和感や不満は潰していく。

それが夫婦円満の秘訣かもしれない。